豆 類 beans
市場で十勝ブランドとも賞される優秀な農作物の中でも、とりわけ本別町産が高い評価をいただいているのが「豆」です。生長・収穫期の昼暑く夜涼しい一日の寒暖差が、糖分をしっかりと蓄えた甘く、味わい高い最上質な豆を育てあげます。
小 豆
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大納言
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大 豆
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古来、小豆の赤色は魔除け、けがれを払う霊力があるという信仰があるので、お正月、節句、御祝の日に赤飯や和菓子の赤色(小豆餡)として食べられる縁起の良い食べ物として知られています。 |
小豆よりも粒が大きく、煮崩れしにくいため、粒の形を残して用いる甘納豆や高級和菓子などに使われます。大納言とは高貴な方の名称です。 |
大豆は、その栄養価の高さから「畑の肉」とも呼ばれています。国産大豆のほとんどが豆腐や納豆、みそ、醤油、煮豆、惣菜として使われています。 |
光黒大豆
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金時豆
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大手亡
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黒豆と呼ばれ、今年もまめ(豆)に暮らせますようにと、お正月料理にも使われます。光黒大豆の名前の由来は、豆の表面の皮の色が黒く、光沢があることから名付けられました。 |
赤紫色が鮮やかなことから「赤いんげん豆」と呼ばれ、粒の形が良く、食味も優れていることから煮豆や甘納豆に使用されます。北海道で栽培されている、いんげん豆の7割が金時豆です。 |
白いんげん豆の一種で、日本では大部分が白餡の原料として使われるため、小袋入りの乾燥豆として直接料理に使用される機会が少ない豆です。諸外国では日常的に料理に使われています。 |
紫花豆
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くり豆
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ほんべつのキャラクター“元気くん”
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白花と同じ高級菜豆で、赤い花を咲かせ、紫色の地に黒色の斑がはいっているのが特徴です。鉄分も豊富に含まれていて、豆の色の中にはアントシアニンが含まれています。 |
栽培が難しく、希少価値の高い豆です。かなり昔から栽培されていたようですが、作っている農家の間だけで食されていたようです。煮ると栗のような味がすることから「くり豆」と呼ばれるています。
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豆のちから
豆は現代人に不足しがちなカルシウム、鉄、カリウム、亜鉛を多く含んでいます。豆は低カロリーで、脳の働きをよくするビタミンB1や子供の成長に欠かせないビタミンB2が多く、豆のたんぱく質は肝臓の働きを活発にします。
小豆
小豆には鉄分が多く含まれ、貧血や冷え性の改善、また食物繊維が豊富で便秘にもよいとされています。また、利尿作用があり、むくみを解消します。また、他の豆に比べポリフェノールを多く含み、活性酸素(身体の細胞を酸化させ老化や病気の原因を作る)の働きをうち消す力が強いとも言われています。
大豆
大豆は畑の肉と呼ばれ、特にたんぱく質・カルシウム・鉄・カリウム・ビタミンが豊富です。また、血管のコレステロールの沈着を防ぎ動脈硬化・高血圧を予防します。
黒大豆
黒大豆の煮汁は咳や喉の痛いときによいとされています。大豆は食物繊維が豊富で便秘にも効果があり、腎臓を強くし、肌をきれいにするとも言われています。
いんげん豆(金時豆・とら豆・うずら豆など)
いんげん豆には必須アミノ酸(体内で作ることのできないアミノ酸)がたっぷり含まれていて、その主なものがリジンです。豆類と穀類の組み合わせは理想的なアミノ酸バランスです。また、利尿作用があり、むくみを解消します。
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小 麦 wheat
秋まき小麦の品種「きたほなみ」は、すっきりとした味わいの中にも国産小麦らしい香りや甘みが感じられます。食パンや菓子パンにお使いいただくと歯切れがよく軽い食感に仕上がります。パンだけでなくうどんにもご利用いただけます。 製めん適性が高く、色がきれいなうどんになります。また、パウンドケーキ、クッキーなどの菓子に加工すると、しっとりとしているのにホロリと軽やかな食感が楽しめます。
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甜 菜 sugar beet
日本ではビート・てん菜と呼ばれ、サトウダイコンとも呼ばれています。ごつごつとした無骨な外見で、加工されてサラサラの砂糖になります。国産の砂糖は北海道産のてん菜か沖縄・鹿児島県産のサトウキビのどちらかで、そのうちの約8割がてん菜でできています。
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馬鈴薯 potato
本別町のじゃがいもは、日照時間の長さと昼と夜の寒暖の差からデンプンの含有率が高い美味しいじゃがいもです。品種は、トヨシロ・きたひめ・コナフブキ等を種子から収穫までの一貫した生産で「安心・安全」な高品質のじゃがいもをポテトチップスやでんぷんの原料として供給しています。
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肉用牛 beef cattle
本別町和牛生産改良組合を中心に(会員戸数35戸)黒毛和種の生産・改良に励んでいます。現在、繁殖牛が1,270頭飼養されており、年間約700頭の黒毛和種を素牛として全国に供給しています。
より良い素牛生産の為、会員は日々技術の向上を目指し切磋琢磨しています。
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乳用牛 dairy cattle
本町は酪農も盛んで、乳牛改良同志会の主催するブラック&ホワイトショウなどは、日頃の飼養管理成果を披露する場となっています。また、全国の酪農家から育成牛を一定の期間預り育てる仕事も行っています。預けた酪農家は仕事が分離されるため、収益性が向上し、労働力を軽減することができます。その軽減した労働力を他に向けることで、規模の拡大へとつなげていくこともできます。
その他、(株)アグリマネジメント十勝(コントラ)、(株)本別町TMRセンターも近年設立し、作業分業化により、さらに生乳生産を伸ばす取り組みを行っています。
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